2010年2月9日火曜日

最優秀賞決定!


習志野商工会議所の大会議室にて、習志野左馬サブレデザインコンテストの最終審査会が行われ、最優秀賞及び優秀賞、市長賞が決定しました。この模様は朝日新聞、讀賣新聞、千葉日報やその他の地域新聞に広く取り上げられ、広い地域に発信されました。これを機にさらにプロジェクトの動きが広く伝わり、理解されて行くと良いなと思います。

最優秀賞を受賞された千葉工業大学のデザイン科学科に所属する長沼紗代さん、おめでとうございます。
コンセプト、プレゼンテーション、一般人気投票をもとに厳正な審議を行った結果ですので、自信を持って今後デザイン活動をしていって欲しいと思います。
また、習志野のブランドを発信するにあたって長沼さんのアイディアをベースとして商品展開を進めていきたいと考えております。
私たち習志野ブランド活性化プロジェクトチームのブランド展開と、長沼さんのコラボレーションをよりシンクロして行くために最大の努力をしていこうと考えていますので、習志野市の皆さんやデザインコンペに挑んで頂いた学生の皆さんには、今後ともこのプロジェクトの行く末を見守って頂けると光栄です。

また、惜しくも最優秀賞に及ばなかった優秀賞の田中伸一さん。大学祭における一般人気投票では若い人々や子供たちの気持ちをぐっとつかみ、大変な躍進を見せました。キャッチーで可愛いキャラクター性を持たせた作品に多くの方が賛同されたようです。

特別賞の石川和也さんの作品も同様、高い市民の人気を得ました。チームメンバー内でも、「埴輪(はにわ)や昔の焼き物にあるような古風で伝統的なカタチを取り入れた馬を表現できている」と、ディティールまで凝った形状に高い評価を得ていました。

その他の7作品についても、様々な意見や感想が寄せられました。短い募集期間ではありましたが、それほどクオリティの高い作品が集まったということでしょう。

入賞作品には選ばれなかった中にも、面白いアイディアと可愛らしいカタチ、我々を惹き付ける面白い表現が沢山ありました。本当に気持ちを込めてご応募いただいたのだととても嬉しく感じております。寄せられたアイディアは貴重な資源として今後も大切に活用させていただこうと考えております。

遅くなりましたが、この場をお借りしてプロジェクトメンバーから心より御礼申し上げます。この度はご応募いただき、誠にありがとうございました!
しかし、この馬サブレプロジェクトは、ここを出発点として動き始めるのです。今後も温かい目で見守って頂くことを切に願いながらご挨拶とさせて頂きます。

プロジェクトメンバー 一同

2010年1月6日水曜日

賀詞交歓会にて展示


習志野文化ホールにて開催された賀詞交歓会に参加し、本プロジェクトのプロセスの展示と、第二回人気投票を実施しました。今回の展示と人気投票の目的は、習志野に深く携わる年齢層の人々に私たちの活動とビジョンを深く知ってもらい、興味を持ってもらうという目的と、そういった年齢層の人々の意見を頂き、プロジェクトに反映して行くという目的で行いました。

段ボールベースにクラフト紙を貼付け、暖色光の灯りをともすことで習志野ブランドの世界観を表現しながら、プロセスを効果的に展示する工夫を凝らしました。

今回はディスプレイを埋め込んで、動画を流したりという新しい挑戦をしたり、試作型を初めてお披露目したということもあり、一般の方の興味をがっちり引いたようでした。



投票はおよそ200票も集まり、その他にもアンケートや展示を見ながらいろいろな意見を頂きました。投票の方法は、前回のおみくじ投票に続き、年始ということで賽銭箱投票を行いました。年始のおめでたい気分とともに投票して頂こうという狙いです。



また、今回は試作型を用いた「馬サブレ」としての試作を配布し、試食を行いました。味についてはこれから詰めて行く段階ですが、ひとまず馬サブレプロジェクトのこれまでの集大成を手にしてもらい体感して頂けたと思います。

2010年1月4日月曜日

試作の型枠


予備審査を通過した10作品の中から、サブレの商品化が技術的に可能かを調べるため、サブレ型の試作を行いました。


壊れないサブレを作るためには、サブレの成形における技術的な面も考慮しなければなりません。そこでベーカリーさんとの技術会議を行い、現場のパン職人さんからノミネート作品について技術的なアドバイスを頂きました。


そして、ベーカリーさんから得た、技術的な情報や制約を考慮しながら手書きでスケッチされたノミネート案を検証します。試作型として最適なデザイン案を選び、正確な図面を作ってデータ化します。



細かい形状が出るか、細い箇所は強度が保たれるか、といった技術的な制約を確認するために作られた試作用の型枠。硬くて加工が難しいとされるステンレス鋼を、なんと薄さ0.75ッmにカットして作られました。

千葉工業大学工作センターにある高性能な加工機械(ワイヤー放電加工)と、それを扱う職人の手によって作られました。


押田